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探し物はなんですか♪ 見つけ難いものですか♪
いいえ、“ソレ” は意外な程近くにありました。
俺には妹がいる。 名前は 咲姫 (さき)。見た目かわいくて、勉強もできて、スポーツもできる完璧な妹。
兄妹仲は悪くはない。 いや、良くもないが、極めて普通。普通にキモがられたり、
普通に 「勝手に部屋に入ってこないでよね」 とか言われる。まあ、別にそんなことはどうでもよかった。
別に俺は妹コンとかではないのだし、向こうも向こうで、別に兄コンとかではないはずだし。
そう、思っていた――
きっと、普通に誰か他人と恋愛していくものだと思っていた。 例えば近所に住む 泉美さん とか。
幼少の頃からの関係だ。 気心も知れているし、わりと昔から可愛がられているようにも思う。
はたまた、泉美さんの妹の 湖ちゃん とか。 こちらも同じく、幼少の頃からの関係だ。
ちょっと無口でボーッとしたところはあるけど、懐かれている気はする。 いや、流石に○学生はマズいか……。
はたまた、妹の友達の 唯ちゃん? ちょっと勝気でキツそうだけど、そんなところもかわいいか?
まあ、きっとそんな誰かと…… なんて思っていたけど、どうやら違っていたようだ。
決定的な何かが足りなかった。 股間的にも、精神的にも…… 誰にも満たすことができなさそうだった。
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人非ず異物、異質との共生を軸に描く、恋物語
吸血鬼の天敵は、神だ。
神様なんて、人間の妄執が作り出したご都合的存在に過ぎない。
俺は生まれながらの吸血鬼 (ヴァンパイア)。 夜な夜な処女の生き血を吸って生き永らえる、邪悪そのものの存在。
なのに――
どうしようもなく人間ってやつが好きだ。できれば、“人間” として一生を終えたいと思っている。
人の世界に溶け込む吸血鬼が1匹くらいいたって、別に構わないと思わないか?
それにしても、だ。
吸血鬼たる俺が、カソリック系の学園を入学先に選ぶだなんて、何かの冗談だと思われるだろう。
周りは天敵を信奉する輩でいっぱいだ。
でもまさか、ミッションスクールに吸血鬼が紛れ込んでいるとは誰も思わないだろう?
大事なのは逆転の発想だった。
そして、あの娘に再会した――
どういう運命の仕業なのか、
この学園・セントマリア清心学園には、俺を人間好きにしてくれたあの娘が入学していた。
春風が吹き荒れる頃――彼女と再会してからちょうど1年の月日が過ぎた。あいかわらず、日常はそれなりで。
あの娘は変わらず神様一途で。ねーさんはいつも眠たげで。あいつはツッコんでばかり。
一見、終わらない日常――
でも、俺が吸血鬼でいる限り――
あの娘は絶対に俺を許さないだろう。
神様、ファック! |
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桜舞う学園での新たな恋物語が幕を上げる――
主人公・柊一成は唯一の肉親であった母を失い、都内にあるまっとうな学院に奨学金での進学が決まっていた。
しかし、諸般事情で花宮学院への入学を余儀なくされる。
しかも、花宮学院に在学中の姉・雪花の心優しい気遣い? によって、一成は 『柊一花』 という女生徒として入学することに。
姉を傷つけるわけにもいかず、 『女装』 して
花宮での生活を送ることになった一成… 否、一花。
さすがにバレるだろ… と思っていたが、雪花譲り?
の丹精な顔立ちもあってか、はたまた学内でも成績優秀・品行方正で人気の高い、
雪花の存在による補正がかかっているのか、つつがなく女生徒として入学できてしまう。
そして初めての登校の日、運命の人と出会ってしまう。
桜森杏子――。
学園オーナーである桜森家の分家の子女であり、学園を治める生徒会 『花園会』 の “花姫” (…いわゆる生徒会長)その人である。
運が良いのか悪いのか、杏子に目を付けられてしまったことで、一花は次期 『花園会』 の四姫(生徒会執行部)の “官女” (次期 “姫” 候補)となってしまう!?
慣れない女装生活、慣れないお嬢様としての生活、
更には花園会の官女候補、とまるで絵に描いたような三重苦…。
しかし、そんな彼女等と学園運営に携わり、
日々学んで行く中で一花にも強い使命感と、そして彼女等への恋心が芽生え始める。
一花は無事? 男であることがバレずに、学園内での生活を送ることができるのか?
そして恋を成就することはできるのか?
かくして、一花の前途多難な女装ライフ生活が始まるのだった。 |
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桜のように美しく……淡く奏でる恋物語―――
主人公・柊一成は唯一の肉親であった母を失い、奨学金で都内の学院に進学することが決まっていた。
ところが諸般の事情によって、豪華絢爛・やんごとなき身分の方々が通う超セレブな学園 『花宮学院』 への入学を
余儀なくされる。
晴れて (?)花宮学院への入学が決まった一成だったが、そもそも貧乏育ちだった彼が、
他の温室育ちの学生たちと水が合うわけもなく……。
そんなある日、追っ手に追われていた子供……否、少女を助ける羽目になった一成。
その少女こそ、花宮学院理事・桜森家の次期当主にして、学院祭 『花仙祭』の実行委員長である
桜森紅紗 (さくらもり あかしゃ)であった。
さらに助けた縁からか 『花仙祭実行委員』、通称 『桜吹雪』として無理やり契約をさせられ……。
かくして、『花仙祭』に向けて一成のドタバタで 「ままならねー」学院生活が始まるのであった。 |
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相思相愛の姉弟が繰り広げる相互溺愛エロコメディ!!
篠塚真琴は少し背が低いけど、きわめて健全な男子学生だ。
人付き合いも苦手ではないし、勉強もスポーツもそれなりに得意。
そんなどこにでもいるような彼には、どこにも居ないぐらいに美人で自慢の姉がいる。
姉の名前は篠塚琴音。真琴にとっては自慢のお姉ちゃん。
子供の頃は少し病弱だった真琴に世話を焼きすぎたため、幼少期特有の異性への敵意から琴音を毛嫌いしたこともあったが、
そんな真琴に対してもいつでも強い責任感と愛情で、優しく包み込んでくれた琴音のことを、いつしか真琴も姉として、そして女の子として好きになってしまっていた。
そんな二人が成長したある日、二人の父が海外転勤になり、二人を残して夫婦で海外に渡ってしまう。
既に互いを異性として意識し始めていた二人にとって、互いの欲望と願望は決壊してもおかしくない状況になる――かに思われた。
が、二人の叔母である綾香が代わりに二人の面倒を見てくれることに。
ホッと安堵すると同時に少々残念な気持ちにも襲われる二人だったが、平穏に日々を過ごしていた。
ところが、春の新学期を迎える頃、幼少の頃に引っ越して行った幼馴染の潤が再び街に戻ってくる。
潤は真琴にとって、琴音同様に自分を大切にしてくれる存在。
琴音にとっても、学年がひとつ上ということもあり、頼れる姉的存在。
そんな潤が帰ってきたことをきっかけに、真琴と琴音を取り囲む環境は大きく揺れはじめる。
潤からのアプローチはもちろん、クラスメイトの小山茜、その親友の花見沢乃絵留といった魅力的な少女たち、そして叔母である綾香も加わり、
いつのまにやら真琴を取り囲む女性達による“包囲網”ができあがってしまい、嬉しいやら悲しいやら。
琴音への愛情を貫き通し、無事?姉弟の壁を乗り越えられるのか!?
それはあなたの選択次第! |
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この月を ずっと君と見るために――
主人公、白川隼人は国立魔法学院に通う学生。
幼馴染の笹川つづりや、悪友・末坂ハイネケン等と共に、他愛もない日々を送っていた。
そんな春のある日、いつものようにつづりの箒の後ろに乗せられて帰宅していたところ、夜空に広がるオーロラを目にする。
初めて見たオーロラに感動するつづりと隼人。
しかし、オーロラを見た途端、つづりが操縦する箒が暴走する。
操作性を失った二人はそのまま地面へ急転直下。
「もうだめだ!」そう思ったところで意識が途絶えた。
再び目にした場所、それは天国でも地獄でもなく、保健室の白い天井と、心配そうに見つめるつづりの姿だった。
そしてその横には、昔からの知り合いであり、学園のマドンナであり、そしてちょっとした変人としても有名な、一ノ瀬梢先輩の姿が。
梢の話では、オーロラが昇るのは太陽が昇る兆しだという。
太陽…この世界には太陽がない。
その太陽が昇るということは、天変地異が起こる予言なのだと。
にわかに信じがたい話ではあるが、過去の歴史上も大災害が起きている。
そして、何故かその日には全ての魔力が消え去り、大自然の猛威の前に人々は震えるしかない。
しかし、それと同時に言い伝えでは、その日に魔法を使うことの出来た人間は、この世の全ての真理を手にすることができるらしい。
梢は、自分たちでこの世界の真理を追究して、太陽の災害を食い止める勇者になろうと言い出す。
「グリモワール研究会発足よ!」
何故か目を輝かせて梢に便乗するつづりと、無責任に煽るハイネケン。
隼人は半ば強引に研究会に参加させられることになる。
かくして、梢率いる「グリモワール研究会」は、波乱に満ちた学園生活の扉を、開いてしまったのだった――。 |
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戦う少女は美しく、そして麗しく儚い……
主人公・後藤弓(ごとう きゅう) と美槻七海(みつき ななみ) は、子供の頃からの幼なじみ。
弓はちょっとマイペースなところはあるが、それなりに正義感や責任感を持った青年。
七海はちょっとオカルト趣味なところはあるが、社交的でどこまでも明るいお茶目な美少女。
そんな七海の趣味が高じて結成されたオカルト研究会では、一癖も二癖もある者ばかりが集まっていた。
ある日七海は、会長の真行寺冴香(しんぎょうじ さえか) から魔術用具を扱うという奇妙な古物店の話を聞かされる。
そして弓の制止も聞かずにその店を訪れた七海は、そこで一冊の書物を手に入れた。
『Grimorium Verum』――ラテン語で 『真の魔導書』 という名のその書物は、“悪魔” と呼ばれる様々な存在と契約する方法が網羅してあるという。
入手早々、その本の真偽を確かめるために七海はさっそく儀式を行う。もちろん弓を伴って。
真っ赤に染まった満月が輝く夜、七海の行った儀式で闇の世界への扉が開かれ、“メフィストフェレス” と名乗る存在が現れた。
しかし “魂を代償に七海に力を授ける” という契約を持ちかけられ、弓はとっさに七海の魂を守るため儀式を妨害してしまう。
その瞬間、倒れ伏す弓。 そしてメフィストは哂いながら契約の完了を告げる。
「そなたに授けた能力の大部分は、その男の精神に宿った。この大いなる力を行使したい時は、その男を介して使うが良い。時と場合によっては、思わぬ程の結果をもたらすこともあろう。 望む結末か、望まぬ結末かは……悪魔のみぞ知る」
こうして数奇な運命に導かれ、弓と七海は二人一組の “契約者” となってしまう。
その日から、二人を取り巻く世界が変貌する。
彼らの周りで次々と起こる奇怪な事件――銃弾無き銃撃、謎の集団自殺、超厳戒警備が敷かれた中での爆破テロ――。
その事件の裏側に潜む、彼らと同じ “契約者” の存在。そして彼らが悪魔たちに与えられた “啓示(リヴェレイション)” の力の介在。
まるで何者かの意思に導かれるかのように出会い、己と己の啓示をぶつけ合う契約者たち。
そして、二人の周囲の者たちも次々と闇の声を聞き、啓示を受けていく。
世界の終わりが始まる中、彼らはもう元の日常に戻ることは出来ないのか。 戦うこと以外に道は無いのか。 |
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何度でも繰り返す、愛しい姉との夏だけの逢瀬――
じっとりと水分を含む風と、共に運ばれる潮のかおり。
こだまするかのように、暑苦しく響き渡る、蝉の鳴き声。
海と山が程近い田舎町・宝来町に主人公・沢渡 葛は今年もやってきた。
幼い頃、両親と喧嘩したのをきっかけに、
一枚の年賀状に書かれた住所をたどって訪れた町。
その夏出逢った、白く透けるような肌の少女は、
僕の……姉になった――。
少女の名は夏雪(なつき)。
叔父夫婦の娘だった夏雪は、葛を本当の弟のように可愛がってくれた。
しかし翌年、夏雪を悲劇が襲う。
両親である叔父夫婦が、不慮の事故で亡くなったのだ。
叔父の弟である葛の父親は、泣き崩れる夏雪を引き取ろうとする。
だが、夏雪はこの地に残ることを選んだ。
まだ年端も行かない夏雪を一人で住まわせることを、葛の両親や周囲は反対したが、夏雪は頑なに拒んだ。
結局、ご近所の厄介になることで夏雪はこの地に残ることになった。
それから、夏がくる度に葛は夏雪の元を訪れた。
二人で海に潜ったり、虫取りに行ったり、花火をしたり。
くり返される夏、想いはいつしか姉弟のそれを越えた、秘め事となる―。
年を経る毎に美しくなる姉。男になって行く弟。二人の間に育まれた絆と、恋心。
想いはいつしか、どちらからともなく重なりあって……。
むせ返るような夏の夜、姉と弟が繰り返す禁じられた行為。
それはまるで、雪のように美しく、淡く、儚く消え行く、ひと夏の夢―。 |
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よろずや稼業 『こんそめ』 いざ見参!
叔母が死んだ――
春、主人公・内藤恭太郎は叔母の琥珀が通っていた泉州学園に入学する。
土地の揉めごと処理屋を生業として、周囲から様々な依頼を受けていた琥珀。そんな彼女に憧れていた恭太郎は、手始めにクラスメイトたちから雑用を引き受けていく。
少しでも琥珀に近づくために。
ある日の街角。恭太郎は暴漢から少女を救う。
しかし少女は、そんな恭太郎から財布の入った鞄を盗み、どこかへ消えてしまう……どう考えても詐欺師だった。
そんなこともあるさ、と内心凹みつつもさらりと流す恭太郎の元へ、数日後の雨の夜、行方不明になったはずの妹を名乗る少女が現れる。
先日の詐欺師……スィエだった。
妹は日本人なのでスィエの話はどう考えても嘘だったが、彼女が世界に12枚しかない琥珀の名刺を持っていたことを切っ掛けに、恭太郎は行くアテのないスィエをしばらく養うことにする。
そして恭太郎は琥珀を目標に、よろず屋稼業の活動を開始する。
暴走ライダーの燐、超絶優等生オーラをまとった吉佳を仲間に加えていくが、それを良しとしない幼なじみの紺乃からは反対されつつも、渋々仲間になってくれたり。 あれよあれよと “友だち” が増えていく。
やがて、恭太郎のクラスに転校生・竜子がやってくる。 竜子はスィエを狙った刺客だった。
皆の協力もあって、なんとか竜子を撃退する恭太郎。 改心した竜子を仲間に加え、恭太郎はよろず屋稼業 『こんそめ』 を起ち上げる。
部室に空きはなく、活動拠点を廃校舎にある一室に定め無許可で部室を構える。
そこは、揉めごと処理屋だった琥珀が拠点(部室)として使っていた場所だった。
恭太郎たちは部室を拠点に、本格的な 『こんそめ』 の活動を開始する――。 |
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